プランターで家庭菜園

 

プランター栽培をする際は、風通しや日当たりのいい場所を選びましょう。自由に移動して日当たりの調節ができるのもプランターのいいところです。プランター栽培では土の
量が少ないため、もともとも土作りや肥料のやり方がとても重要です。いい野菜ができるかどうかはこの土によって決まるといっても過言ではありません。この土の違いで、野菜の大きさ、収穫量、味までも変わってくるのです。

 

プランターは畑などに比べて、スペースが狭いため野菜が根を広げられず根づまりしやすいです。根は水分と養分を吸収します。そして酸素を吸い二酸化炭素を出します。ですから土に通気性つまり空気が通る穴がないと新鮮な空気を吸えません。新鮮な空気がたくさん通りやすい通気性がいいことが土の絶対条件です。野菜作りで良い土とは、根が育ちやすい土のことを言います。

 

プランターでは水が早く乾いてしまいます。ですから保水性にも優れている土が求められます。と同時に排水性がいいことも条件となります。排水が悪いと水分がたまり過ぎてしまい、根が腐ってしまうからです。

 

空気の通る穴がいっぱいある通気性のいい土ならば水も通るので排水性もよくなります。ただあまり排水性が高すぎると今度はすぐに乾いてしまって保水性がなくなってしまいます。

 

赤玉や鹿沼土やバーミキュライトなどを利用すると水が通ったあとも土粒に水分をためておけるので保水に効果的です。しかし赤玉などは、肥料に含まれるリンサンを土よりも先に吸収してしまう力があります。ですから元肥にリンサンを足す必要があります。

 

プランターの狭いスペースでは土が劣化しやすいです。有機質をたっぷり含んだ用土を使うのがいいです。このようにして土は、通気性、保水性、排水性、保肥性に優れたものがベストなのです。

 

 

 


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